Cayの趣味の日記

まずは人狼ゲームの戦法とか感想とか

コンピュータ囲碁

国内最強とされる人工知能「DeepZenGo」と対局する第2回囲碁電王戦で、シリーズ2勝1敗での勝ち越しを決めた趙治勲名誉名人の対局後の談話:

 

「強かったね。韓国から日本にきて55年間囲碁の勉強をしているけど、今までの積み重ねは何だったんだろうというくらい、序盤の感覚は違った。
自分のほうがいいはずなんだろうけど、自信はなかったですね。
中央志向、厚みを大事にする碁でね。全然、人間の感覚と違うんです
3局目の碁も、ボクがもし白だったらとてもこんなふうには打てない
今まで学んできた感覚で言うと黒がいいはずなんです
しかしこういうふうに打って、決して白は悪くないんでね
こういう碁の打ち方もあるんだということを教えてくれました

 

人間味があってね。ずっと、人間と打っているような気がしていました。
強いところは強いんだけど、弱いところもあってね。人間がするようなポカもありました。
でも、それはそんなに難しくなく改良されていくでしょう。
3月にZenの碁を見てから半年でボクは退化したけど、その間にZenはすごく成長した。
半年後に対局したらボクは負けちゃうかもしれないけど、それが恥ずかしいとか全然、思わない。
コンピューターが強くなったら、それを使って棋士も勉強して、互いに強くなっていったらいいんです

 

他のゲームとかは強くなくても今日、覚えれば今日、楽しめるじゃないですか
でも碁というのはある程度、強くならないと全くつまんないんですよ
ですから、こういうソフトができてきたら、みんなそれで勉強すればいいわけだしね
そうすれば、世界中に碁というものが広まってくると思うし、それはすごくいいことだと思う

 

だから、ここまで強くなってくれて、感謝の気持ちしかないですね」