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Cayの趣味の日記

まずは人狼ゲームの戦法とか感想とか

霊媒師は潜伏で行こう

人狼 霊媒師戦術

はじめに

人狼ゲームにおいて霊媒師は、処刑された者の正体を知ることができるという特殊能力を持つ。霊媒師の能力が効果的に発揮できたならば、その情報はその後の推理のために重宝するだろう。

その霊媒師の能力を十分に発揮させるためにはどうしたらよいか?それは、ゲーム中盤まで霊媒師を生存させることだ。しかし、霊媒師は吊られたり、噛まれたりしてゲームの序盤のうちに処分されることが多い。そこで霊媒師を中盤までに生存させるためにゲームの序盤は霊媒師を潜伏させるという戦術が有効と考えられる。

 

ここでは人狼における潜伏霊媒師の基本戦術について考えてみたい。

 

 

霊媒師の潜伏戦術の現状

スリアロ村や将棋棋士人狼人狼TLPT、アルティメット人狼など、現在、見ることができる人狼ゲームプレイ動画で霊媒師が潜伏戦術を採ったプレイはいくつか挙げることができるが、

そもそもプレイ数が少ない

上に

怪しまれすぎ

のためにすぐ吊られたり、信用勝負にあっさり負けたりしている。多くの人狼プレイヤー達には潜伏戦術は奇異に見えて受け入れられないようだ。こういうことではいかんと思い、この記事を書き起こした次第だ。

 

 

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なぜ潜伏か?

巷でよく見かける人狼ゲームの動画では、霊媒師が初日にCOするのが当然で、初日に出てこないと信用しないとの発言が飛び交うことがよくある。それでいて、霊媒師は短命で2日目ぐらいで霊媒ローラーとして吊られたり、霊媒結果を隠すために呆気無く襲撃死したりする。能力に比して、これぐらい、軽んじて扱われている役職は他にない。

 

霊媒師の能力を使いたいタイミング、それはゲームの中盤、13人村では具体的には3日目、4日目あたりだろう。決して、序盤ではない。そこで潜伏霊媒師戦術では、初日、できれば2日目まで霊媒COせずに、3日目にCOするという行動をとり、少なくとも4日目までの生存を狙う。

 

霊媒師が4日目まで生存することができた場合のメリットとして挙げられるものは

  • 役職者を含む3人の狼判定ができる
  • 占い師の狼判定ができた場合、狼占いの白先に囲いの狼がいる可能性が高い
  • 霊媒結果から残りの狼の数がわかるため、将来のパワープレイの可能性を予測することができる

さらに

  • パワープレイ返しの大技を仕掛けられる

などがある。

 

最後のパワープレイ返しは狼陣営勝利の局面から人間陣営勝利へひっくり返すプレイで、理論的には可能なものの実現は極めて難しい。このパワープレイ返しには、霊媒師の役割が重要なのだが、これについては後ほど説明したい。

 

ここで誤解が無いように強調しておきたいのだが、筆者は霊媒師の潜伏戦術を強く推奨しているわけではない。対抗霊媒師が存在しているのならば初日あるいは2日目からの霊媒ローラーは非常に有効な戦術である(確実に人外を吊れるし、騎士保護の観点からも有効だ)し、初日に役職者を全て出すという戦術(フルオープン)も初日に役職者が襲撃死してしまうというレアケースを推理に組み込まなくてもよいし、狼が様子をみて遅れて騙ってくることを防ぐなどの利点がある。 しかし、3人の占い師と1人の霊媒師がCOして場に存在している状況は十分な占い師判定ができずに霊媒師が襲撃されてしまう危険性を避けることができず、村陣営にとって不利な展開になりやすい。安易に霊媒師をCOさせることは避けるべきだというのが、霊媒師の潜伏戦術の基本的な考え方だ。

 

あと、毎回毎回、同じような進行よりも少しは意外性のある展開があったほうが人狼も面白いでしょ?

 

 

 

潜伏霊媒師の基本戦術

霊媒師の潜伏行動について私が有力と思う戦術について下記にまとめるが、これは基本的に占い2COの時の戦術と考えて欲しい。占い3COの時の行動については別ページで説明したい。

  1. 初日は霊媒COしない
  2. 初日の霊媒結果が黒であるなら、2日目の序盤に霊媒COする
  3. 初日の霊媒結果が白であるなら、2日目の最初は霊媒COせず、様子を伺う
  4. 初日に騎士の護衛が成功して襲撃死が無かった場合、狼は連噛みしてくる可能性が高い。ターゲットはおそらく役職者だ。したがって、2日目の潜伏が成功する可能性が高い。
  5. 占い師が黒を出したなど、占い師ではない者からの吊りが有力である場合にはそのまま2日目は潜伏を考える。
  6. 対抗霊媒師が出ており、吊り対象が定まらず、混沌としている場合には2日目の中盤以降に霊媒COし、対抗霊媒師吊りからの霊媒ローラーを誘導する。
  7. 対抗霊媒師が誰もいない場合、霊媒師は2日目はそのまま潜伏する。村陣営は霊媒師が潜伏戦術に出ていることが有力であると判断できると同時に、1日目の霊媒結果は白だったと推定進行できる。
  8. 潜伏した霊媒師は3日目の最初にCOする
  9. 霊媒結果が白白であった場合はパワープレイの危険性があるので、対抗霊媒師(もしいれば)に吊りを誘導する

霊媒師が潜伏戦術を採った場合においても、霊媒ローラーは村陣営にとって最も有益な作戦になり得る。したがって、対抗霊媒師がいた場合、敢えて霊媒COすることも選択肢に入れるべきだ。その場合、わざわざ吊られにいった行動から真目を取りやすいと個人的には思う。

 

潜伏戦術の最大のリスクは潜伏している期間に襲撃死してしまうことだ。その際に対抗霊媒師が出ていた場合にはその霊媒師が誤って真置きされてしまう可能性が高い。したがって、真霊媒師は潜伏の間、できるだけ襲撃を避けるように行動しなければならない。一方、村陣営はいつまでも襲撃されずに生きながらえている霊媒師は、乗っ取りの霊媒師の可能性があるということを常に念頭に置く必要があるだろう。

  

 

 

狼陣営の行動

  気になるのは狼陣営の行動だ。COしている人間の数が足りないので、霊媒師が潜伏していることは狼陣営には透けている。しかも、霊媒師を騙るつもりの狼/狂人が初日、2日目に潜伏するメリットはあまりないので、そういう狼/狂人は普通、比較的早い時期にCOしている。狼陣営としては騙り霊媒師が表舞台に立っている間に真を取らせたい。だから、初日の「霊媒師はCOしてください」「COしなければ今後は信用しません」などという煽りは狼としては好都合である。さらに残りの狼が騙り霊媒師の真を上げるような言動をさり気なくす行うことは効果的だろう。潜伏戦術を取っている真霊媒師はその間にも潜んでいないとならないので、個人によって好みの分かれるプレイであるといえる。

ここで、私が言っておきたいことは、騙りの霊媒師の真目が上がる傍らで、真の霊媒師がじっと潜伏するプレイを選択したとしてもそれだけで責めないで欲しいということだ。人狼は信用を勝ち取るゲームであるが、潜伏してきた霊媒師は将来、村のために貢献しようとして逆境に耐えてきた真の霊媒師であるかもしれないのだ。

 

終わりに

 霊媒師が潜伏するプレイは人狼動画では余り見ることがないし、一般的ではない。潜伏した霊媒師が信用を取ることは残念ながら、さらに少ない。それは「霊媒師は初日にCOするもの」というわかりやすいマニュアルプレイが強く信じられているからだと思う。

 

霊媒師が潜伏することについては狼陣営と人間陣営とでは利益が相反している

そのことが認知されず、潜伏した霊媒師が潜伏したという理由だけで叩かれ、真をとれず、吊られてしまうプレイは見るに忍びない

 

 したがって、霊媒師の潜伏戦術が成功するためには、霊媒師が序盤にCOしなくとも、それは霊媒師が採り得る戦略であるという村陣営のコンセンサスが必要だ

 

今後、霊媒師が潜伏するプレイが有効な作戦であると認知され、対面人狼動画でもっと広くプレイされるようになることを願っている。霊媒師は潜伏するもので、霊媒師が潜伏していても何ら不思議な事はないという概念が、今よりもっと受け入れられるようになれば、人狼のプレイにバリエーションが生まれ、より面白くなるのではないだろうか。このブログの記事がその一助となれば幸いだ。