Cayの趣味の日記

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藤井聡太四段の次の一手 (3)

藤井四段は7月2日に佐々木勇気五段と30連勝の連勝記録をかけて対戦する。

 

だが、実は非公式ながら、佐々木勇気五段とは一度、対戦した経歴がある。それは昨年度の岡崎将棋まつりの公開対局で、そのときは佐々木勇気五段が勝利している。藤井聡太、三段の時のお好み対局だ。

その棋譜を将棋ソフトで解析してみたのだが、なんと終始、藤井四段(当時三段)がペースを握っており、一時は勝利目前まで迫っていたのだ。

 

2016年5月1日

岡崎将棋まつり(非公式公開対局)

先手:藤井聡太三段(当時)
後手:佐々木勇気五段

 

図は116手目佐々木勇気五段が2七飛と攻防に飛車を藤井陣に打ち下ろした直後の局面だ。この局面、先手の藤井四段に勝ちがある。

 

評価値のグラフを見てもおわかりのように、それまでは藤井四段がペースを握っており、いくつかの疑問手があったものの、優勢に局面を進めていた。

 

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ここで、先手の藤井四段に驚愕の一手がでる。

その一手とはなんだろうか?考えてみて欲しい。

 

 

 

 

 

 答えは↓↓

 

▲2二金 (評価値 +2196)

 

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実は佐々木五段の2七飛は疑問手であった。答えは飛車打ちをあざ笑うかのように焦点に金を捨てる2二金打。

この2二金を飛車でとると2三歩と抑え込まれてしまい、△1二竜、▲2四桂となって大駒を取られてしまう。馬で取ると、4二歩成から寄り形だ。本譜は2二同玉以下、藤井四段が勝利をほぼ手中に収めた(評価値 +3000以上)のだが、佐々木五段が薄氷を踏むしのぎを見せ、一手の誤りで敵玉が寄らなくなってしまい、残念ながら勝ちを逃してしまった。

 

佐々木五段の勝負術が藤井を上回った一局だった。